SVMは共有されている仮想データ ストレージおよびネットワークを安全に分離し、クライアントにはそれぞれの
SVMが単一の専用サーバとして認識されます。 各
SVMには独立した管理者認証ドメインがあり、
SVM管理者による個別管理が可能です。
クラスタでは、SVMがデータ アクセスを提供します。 データをやり取りするために、クラスタでは少なくとも1つの
SVMが必要です。
SVMは、クラスタのストレージおよびネットワーク リソースを使用します。 ただし、ボリュームとLIFは
SVM専用です。 1つのクラスタ内に複数の
SVMが共存でき、クラスタ内のどのノードにバインドされることもありません。 ただしそれらは、配置先の物理クラスタにバインドされます。
NAS環境内のFlexVolを備えたSVMは、それぞれが1つのディレクトリ階層として表示され、一意のネームスペースが割り当てられます。 ネームスペースを使用することで、NASクライアントはデータの物理的な場所を指定することなくデータにアクセスできます。 また、クラスタおよび
SVMの管理者は、分散されたデータ ストレージを、複数の階層からなる単一のディレクトリとして管理できます。
NASの各SVM内のボリュームはジャンクションによって相互に関連付けられ、ジャンクション パスにマウントされます。 これらのジャンクションは、各ボリューム内のファイルシステムを表します。
SVMのルート ボリュームはネームスペース階層の最上位に位置するFlexVolで、その他のボリュームは
SVMのルート ボリュームにマウントされてネームスペースを拡張します。
SVMにボリュームが作成されると、
SVMのルート ボリュームにジャンクション パスが追加されます。
FlexVolを備えたSVMには、ファイルとLUNを含めることができます。 このSVMは、NASクライアントにはNFSプロトコルとCIFSプロトコルを使用してファイルレベルのデータ アクセスを提供し、SANホストにはiSCSIプロトコルとFibre Channel(FC;ファイバチャネル)プロトコル(FCoEが含まれる)を使用してブロックレベルのデータ アクセスを提供します。
Infinite Volumeを備えたSVMには、データを提供するInfinite Volumeを1つだけ含めることができます。 Infinite Volumeを備えた
SVMに含まれるジャンクション パスは1つで、デフォルト値は
/NSです。 このジャンクションは、Infinite Volumeを備えた
SVMが提供する大規模なネームスペースに対して単一のマウント ポイントを提供します。 Infinite Volumeを備えた
SVMにジャンクションを追加することはできません。
ただし、Infinite Volumeのサイズを拡張することはできます。
Infinite Volumeを備えたSVMが格納できるのはファイルだけです。 このタイプのSVMは、NFSプロトコルとCIFS(SMB 1.0)プロトコルを使用してファイルレベルのデータ アクセスを提供します。 Infinite Volumeを備えた
SVMにLUNを含めることはできず、ブロックレベルのデータ アクセスは提供されません。